Ben Village モデル カウンター接合
建設中のBen Village 弊社モデルハウス。
玄関を入ると南面の窓辺に7メートルを超える圧巻のカウンターが鎮座します。
このカウンターは手洗いスペースとして、作業台として、デスクとして。。などいろいろな役割があり、
家の見どころの一つです。
そんなカウンター。素材は杉の集成材ですが、これだけ長くなると分割して現場に運んで設置します。
現場でカウンター同士をズレないようにぴったりと接合する方法はいろいろありますが、
今回はボルトを使用して継いでいます。
まずは、接続する木口断面をジョイントプレート(ビスケット)で位置を固定、
これをする事によって完全にずれを防止できるようになります。
このビスケットはただ差し込んで終わりではありません。水を含むと膨らむ(膨張する)のです。
つまり、溝とビスケット自身にボンドを塗ってつなぎ合わせると、膨らんでしっかりと接合してくれるのです。
天板の裏側には、ボルトの位置に合わせて板厚の中心に穴が開けてあり
木口方からボルトを通して、穴の両サイドから金具で締めて連結します。
つなぎ目から飛び出たボンドを綺麗にふき取り、丸い栓を穴に埋め込んで接合は完了。
ここからは、接合したカウンターを設置する壁に合うように欠ぎつつ、微調整しながら設置。。
窓台とカウンターが一体化する造りなので、大工さんの腕が問われる非常に難しい作業となります。
半日がかりで無事終了。ありがとうございました。
無垢の杉材を多用した弊社モデルハウス、
『あまり気張らない』素の美しさを感じていただける仕上がりになる予定です。