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Ben blog:造作家具でオリジナリティのある住まいに①

 

造作家具とは、スペースや使用目的に合わせて自分の好みにオーダーをして、そのスペースに固定して空間と

一体化させるような家具のこと。つまり、その家に合わせて特別にあつらえたオリジナル家具のことです。

 

   

 

メーカーの既製品の場合、部屋にぴったり合った家具というのはなかなか見つからないものです。

サイズが合わなかったり、デザインや色が気に入らなかったりして、しかたなく我慢して使うということも

多々あります。様々な家具をゼロから創り上げる造作家具には、既製品の家具では得ることのできない

多くのメリットがあります。

 

《メリット1》 ぴったりサイズに製作できる

造作家具は寸法をミリ単位で指定することができるので、家具を置きたいスペースにぴったり合ったサイズの

家具にできることが最大の魅力。余計な隙間もできないのでスペースに無駄がありませんし、隙間に埃が

たまることもありません。

 

《メリット2》空間を無駄なく使える

造作家具で壁いっぱいに、あるいは天井の高さまでの収納を設計すれば、空間を最大限に有効活用できますので、

部屋の中がより広く見えて収納力もアップします。空間にフィットする造作家具であれば、見た目もスッキリと

するため違和感がなく、より洗練された空間に仕上がります。

 

《メリット3》好きなデザインにできる

部屋全体のコーディネートを統一させたい場合にも、造作家具が大活躍します。既製品では限られる色や素材

ですが、造作家具なら選択肢が広がるので、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことが可能です。どんな樹種にするか、

どんな色味に仕上げるか、パーツやデザインはどうするかなど、1つ1つ好きなものを選ぶことができる楽しみも

あります。自分好みにカスタマイズできることが造作家具の魅力のひとつです。

 

《メリット4》地震で倒れる心配がない

既製品の家具は置くのが基本ですが、造作家具は造りつけが基本のため、地震の揺れにも強いという特徴が

あります。転倒防止グッズなどを取り付ける必要がないため、部屋全体の景観を損ねることもありません。

 

このようにメリットが多い反面、出来上がるまでに時間が必要、移動ができない、既製品よりコストアップする

ケースが多いなどのデメリットもあります。

 


 

造作できる家具の種類

弊社の施工例をいくつか紹介します。

弊社では、主に現場で大工さんが製作するケースがほとんどです。

 

キッチン周辺収納

キッチンと同じメーカでおそろいのシステム収納を設置するのも良いですが、せっかくなら使い勝手の良い

オリジナル収納にしてはいかがでしょう?例えば、どこに何を置いたか見渡せるようにオープンな収納にしたり、

中に入れるものに合わせて引き出しの高さを変えたり、ごみ箱を置くスペースを確保したり、、様々なご要望に

対応できるのが造作家具の醍醐味。

 

   

↑どちらの事例も空間のイメージを統一するために家具とフローリングの色味やアイアンなどのパーツの素材も合わせています。

 

 

↑こちらの事例は扉でオープン収納を隠してしまうデザイン。

 

テレビボード

TVボードは置き家具なので、新居が出来上がった後で探せば大丈夫、、ではありません!

最近ではTVを壁掛けにしたり、床から浮かせるデザインのTVボードが好まれたりと、工事中に何らかの施工が

必要なケースが増えています。ですので、工事前の打合せの段階で、どのようなスタイルにしたいのか決めて

おく必要があります。リビングは家族がくつろぐ場所でもあり、お客様が目にする機会も多い場所です。

TVボードも家のイメージに合わせて造作してみてはいかがでしょう?

 

   

↑事例左は可動式の床置きタイプ。床置きですがアイアンの脚でスッキリとしたデザイン。コンクリートの壁サイズに横幅を合わせて

バランスを取りました。真ん中の事例は壁固定で床から浮かすタイプ。TVは壁掛けなので、ボード自体は奥行きも浅く、扉の横でも

通行の邪魔になりません。事例右は上部に飾り棚を付けました。

 

次回につづく・・・